⓵ オンプレミスの管理は Cisco HyperFlex Connect で
Cisco HyperFlex Connect は、運用している Cisco HyperFlex に関する詳細情報の確認や、トレンド分析と各種設定作業を行えるブラウザ ベース(HTML5 ベース)の管理ツールです。ストレージ クラスタの管理、レプリケーション、暗号化、データストア、そして仮想マシンの管理を行うことができます。
グラフィカルで視認性に優れた画面インターフェイスはモバイル端末でも利用しやすいよう配慮されており、遠隔での作業も快適に行えます。また、スクリプト処理も可能なコマンドを直接実行できる CLI( コマンドライン インターフェイス)も備えています。
②クラウドからの集中管理を実現する Cisco Intersight
Cisco Intersight(インターサイト)は、オンプレミスのサーバ システムをクラウドで集中管理する新しいソリューションです。点在するサーバに対して、管理者はデータセンターやサーバに直接アクセスすることなく、遠隔からクラウドを介して簡単に一元的、俯瞰的に状態確認や管理操作できるので、運用管理の負担を大幅に抑えることができます。さらに、サーバ側では、エージェント レスで導入できるため、利用者に提供する実サービス(アプリケーション)の実行に専念でき、サーバ リソース本来のパフォーマンスの提供が可能になります。 また、シスコではすでに多数運用されている Cisco UCS やCisco HyperFlex から収集した情報などを機械学習し、専門家による分析にも今後対応する予定です。そこから得られた知見や推奨設定とユーザの実環境の情報を照らし合わせて、より効果的かつ有用な通知を提供できることはクラウド サービスならではのメリットです。
③基本的な運用管理なら仮想化基盤の管理ツール上でも OK
Cisco HyperFlex は VMware vCenter などの各社のハイパーバイザや、仮想サーバの管理ツールと統合することができます。 管理者は通常の仮想化環境を管理するために使用しているインターフェイスを利用して、Cisco HyperFlex HX データ プラットフォームを含む仮想化環境の管理が可能なので、新しいツールを習得したり、運用方法を変更したりする必要がなく、お客様の導入障壁を低くすることができます。 使用できる管理ツールには、Microsoft System Center Virtual Machine Manager (SCVMM)、Microsoft Hyper-V Manager、PowerShell、VMware vCenter プラグインがあります。